クリア後レビュー：刀剣乱舞無双(switch版)

これは無双の力を得た刀剣男子【愛(メ)ディア】だ!!

体験版部分でも遊べた各刀剣の顔見せチュートリアルから開始。
とにかく、やさしく遊び方を教えてくれます。

チュートリアルが終わったら、いよいよ出陣！
最初は第五部隊から。
ダブル山姥切はどちらを使うか悩むところかも…？
私は国広を中心にプレイしていきました。

ゲーム自体の難易度は簡単で進めました。
途中、何か変化があるかな？と思い、難しいを選んでみましたが、もらえるポイントなどの変化はなく、それならばと気楽に楽しもうと簡単に戻しました。

一向に難しくならないゲーム部分は、きっと誰でも楽しめるようにとの配慮だろうと思いながらも、あまりに簡単すぎて単調になりつつありました。

本来の無双シリーズであれば、広大なフィールドを縦横無尽に駆け巡り、一騎当千の活躍をするのですが、刀剣乱舞無双はどうにもフィールドが狭いのです。

これも迷いにくいようにという配慮であると思うのですが、無双シリーズを想定していた人には肩透かしに感じるかもしれません。

とはいえ、特定のステージではちょっとした謎解きや敵の視界に入らないように隠れて進むステージがあったりして、時折、緩急がつけられています。

ストーリーもクライマックスに近づいてくると、これまでの伏線や謎が一気呵成に展開されていきます。

ここまでも偽史(ぎし)というものをテーマに歴史のifも楽しめるストーリーでしたが、終盤は新刀剣の面影を中心にした想いの物語に引き込まれていきます。
鶴丸の言葉を借りれば、「驚き」の展開といったところでしょうか！？

刀剣男子のレベルが高い方が出陣時に楽に進められるので、再戦を選んで少し育ててから挑む、ということもできますが、章が進むにつれ、入手できる経験値が増加していくので、すこし無理してでも進めていくのをおすすめします。

もし、クリアできない！となったら、再戦でレベルを上げたり、能力解放で刀剣を強化してみましょう。

クリア後も楽しめるやり込みとしては、大きくは３つ。
ひとつは絆会話を集めること。

これは刀剣同士の絆ポイントを上げることで解放されていきます。
絆ポイントはバディとして出陣したり、本丸内で二振り配置できる場所に設定することで上げることができます。

絆レベルは最大で５。割とすぐに上がってくれるので、あまり悩まずお気に入りの組み合わせを優先してよいでしょう。

もうひとつは48枚のパネルをオープンしていく特別任務。

いわゆる他のゲームでいうミッションといったもの。
敵を何体倒す！などの条件も確認できるので、ストーリー進行中でも時々確認して、
意識的に行っていくと比較的早く達成できるのではないでしょうか。

最後はやはり、撮影！
これはやり込みの中でも無限と言えるほど楽しめてしまう可能性を秘めています。

刀剣男子の動き、画角に被写界深度、フレームや色味なども調整して、
自分だけの画像が撮影できてしまうのです。
さらにSNSへの投稿も手軽にできるので、撮り放題の見せ放題です！

これは村正なら「脱ぎまショウ！」確定のやり込みポイントです！

最初は、無双シリーズを遊んだ経験があったことから、二人プレイを期待したり、広大なフィールドを駆け巡るつもりでいました。

しかし、思ったような無双とは少し違ったことで肩透かしな思いを持ちつつ、遊んでいましたが、歴史が好きなこともあり、そのストーリーの面白さに惹かれていきました。

最終的にはストーリーや刀剣男子たちの魅力を味わうには、これぐらいがちょうどいい無双だったのではないかと思うに至りました。
ハードなゲーマーには少々物足りなさもあるかもしれませんが、ストーリーは十分楽しめますし、なにより刀剣たちが個性豊かです。

刀剣男子たちと刀剣乱舞の世界を3Dで楽しむ、そして、愛でる。
さらにはカメラを自由自在に動かして、撮影してしまえる！と考えると、最初の一言に書きましたが、これは新たな形の【愛(メ)ディア】なのだという確信に至ったのでした。

刀剣乱舞を愛する方にはおすすめの逸品。
これが私のクリア後レビューとなります。

ストーリークリアまでの目安：約20時間

操作性：4.5：特に問題なし。カスタムも可能。
爽快感：4：無双の入門編としてもちょうどよい。
ストーリー：4.5：歴史好きなら、いろいろと想像も楽しめる。
音楽/SE：4.5：風流で雅な曲多し。
やり込み/コスパ：4：お気に入りがいない場合だけが悩み。いるなら5点！

ちなみにプレイしながら、映画「刀剣乱舞～継承～」も鑑賞しました！
ということで、自宅モニターでは2.5次元と3Dの三日月宗近が絶えず大活躍していたのでした。

よきかな よきかな。